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【新聞掲載情報】昨日に引き続きABCが中日新聞で特集されました

メディア・プレスリリース

中日新聞で「ABCの挑戦 オンリーワンの中小企業支援を」と題し、ABCの特集記事が掲載されています。6月27日朝刊でその2回目が掲載されました。

【中日新聞6月27日朝刊西三河版より】
ABCの挑戦 オンリーワンの中小企業支援を (中)熱帯魚店の場合
ヤバイくらい極める
店内に並ぶ水槽には、ペルシャ絨毯のような不思議な模様のエイたちが悠々と泳いでいた。安城市御幸本町の大型熱帯魚専門店「アクアライク」の木村光孝さん(四三)は、二〇一八年六月の開店当初から「安城ビジネスコンシェルジュ(ABC)」のアドバイスを受ける。
二十代で淡水エイの魅力にはまり、コロンビアモトロなどの繁殖に挑戦する中で「いつかは商売にしたい」との夢を抱いた。念願の店を開いたが、個性的な事業内容でもあり「店を知ってもらうにはどうすればいいか。すぐに壁にぶち当たった」という。悩む木村さんの肩を、ABCのチーフコーディネーター二村康輝さん(三九)がたたいた。「日本一の”ヘンタイ”になりましょう」。ギョッとするアドバイスの理由は?「通り掛かりの人が『あら、いいわね』と買っていく店じゃないのに、万人受けを狙ったり、安さで勝負したりしても意味がない」と二村さん。「知識と飼育、繁殖技術をとことん極めて、愛好家から『あの人、”ヤバイ”ね』と認められるのが、店がにぎわう一番の近道だと考えた」とその心を明かす。
木村さんはあらゆる熱帯魚に精通しているが「いまや一般種はホームセンターでも手に入る」。そこから一歩奥へと踏み込むマニア層にアピールするのに「何でもあります、できますではなく、一番の強みに絞り込んだ方が効果的」と、淡水エイを押し出すことに。専門家のウェブデザイナー高橋浩史さん(三七)と二人三脚で作ったホームページと、入荷情報とともにエイ「が泳ぐ動画を毎日アップするSNSを経由し、多くの問い合わせが寄せられるようになった。
生き餌の金魚や小魚なども、弥富市の市場に足を運んで直接仕入れることで、生きの良さや豊富なサイズ、価格が強みに。餌を購入する客に、豊富な知識を基にした飼育法を伝授するなどのやりとりは、リピーター確保につながった。
「ABCとの出会いがなければ、何が推しかを決めきれず、今も迷っていたかも」と木村さん。徹底的に「売り」を絞り込んだからこそ、木村さんならではの店の形にたどり着いた。
(四方さつき)



【中日新聞6月26日朝刊西三河版より】ABCの挑戦 オンリーワンの中小企業支援を (上)チーム力