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ABCの専門家・高橋浩史が中日新聞で紹介されました

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中日新聞朝刊でABC専門家の高橋浩史が紹介されました。
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高橋浩史(たかはし・ひろふみ)

【中日新聞9月3日西三河版より】
「一時間半の相談時間が終わった、その一秒後から生かせるアドバイスをする」。安城市のビジネス支援機関「安城ビジネスコンシェルジュ」(ABC)でITアドバイザーとして活躍する高橋浩史さん(37)が自らに課している約束事だ。「経営戦略を立てた上で、ITをどう活用していくかを考え、導入や運用を手助けする。「『ITなんて必要ない』と考える経営者はさすがに減ったが、生産性を向上させるための有効な活用法を分かっていない人がまだまだ多い」と実感する。「思い切って取り入れて良かった、と思えるサポートがしたい」と話す。
システム開発会社に勤務していた二十九歳の時、脳出血で倒れ三ヵ月間、入院した。原因は過労。役職に就き、仕事には自信とプライドがあった。「自分の人生、何でもできるな、と思っていた時。でも体は悲鳴を上げていたんですね」。復職後もしばらくはうまく話せず、文字も書けない日々が続いた。「自分の意思を伝えられないつらさは想像以上でした」と振り返る。当たり前だったことができなくなった悔しさと焦り。周囲は変わってしまった自分をどう見ているのだろうかと気になり「消えたい」と追い詰められたこともあった。
それでも「第一線でやりたい」という思いは消せなかった。夜間の専門学校で勉強し直し、体も回復に向かった。三十二歳で退職し、総合IT会社「ビジョンデザイン」を起業。再び少しずつ、仕事の幅を広げてきた。
病気を克服した今は「自信が一度打ち砕かれたことで、仕事への取り組み方が変わった。あの日々もいい経験だったと思える」と笑う。「ABCには本気で今を変えたいと思っている人が集まる」という。だからこそ「こちらも本気で応えたい」。相談者からのどんな難問にも冷静に立ち向かうが、思いは熱い。
(四方さつき)